ちらしのうらのせかい

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仮面ライダーリバイス第23話「バイスが乗っ取り…やっぱり裏切り!?」感想

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カゲロウ参戦とギフの影響

 オルテカデモンズに変身解除へと追い込まれたさくらを庇う形で現れたカゲロウ。本人曰く、さくらがやられるとさくらのカレーが食べられなくなるからという理由で出てきたようで、シチュエーション的にも燃える展開ではあるんだけれども、これまでのカゲロウの所業を考えるとまるで人がガラッと変わってしまったかのような印象を受けますね。
これに関しては第15話で激辛カレーと引き換えにデッドマンズアジト潜入に手を貸したときも感じていたことではあったんですけど、今回のオルテカの「ここにもギフ様の影響が及んでいるのか」という発言を踏まえると、これらのカゲロウの言動はカゲロウ自身が改心しつつあるというよりは、ギフがカゲロウの思考・感情部分に干渉したため起きていることと捉えるのが現実的でしょうか。
悪魔への影響という点では、バイスにも頭痛が起きたり、ラブコフもこれまでより言葉を話せるようになってきているように見えるので、それぞれ影響の仕方は違えど何かしらギフによって変化は起きているんでしょうね。


アギレラの真意、バイスの真意

「やっぱりさくらちゃんのとことにいるんだ。じゃあ安心ね。」
「その子みたいに、あいつのことも守ってあげてね」
前回の感想でも書いた通り、やっぱりアギレラは玉置を巻き込まないためにわざと冷たい態度をとって突き放したんですね。予想はしていたものの、実際目にするとちょっと安堵感。そのアギレラの優しさを知って号泣する玉置も本当いいキャラしてるなあ。デッドマンの力を失ってから、戦力ではないし主人公サイドと敵対もしてない(なんなら匿われてる)んだけど、アギレラに対しては変わらず忠犬のように慕っているという立場がとても美味しい。
そしてそんなアギレラの真意について語る会話から、バイスも裏切ったように見せかけて実は一輝を守るために逃げたのでは?と大二が気づく流れに繋げるのは上手いなと。
まあ一輝を守るだけじゃなくちゃっかりボウリングやらバッティングセンターやら卓球やら太鼓の達人やら遊びまくってはいるんだけど、それもバイスらしいっちゃらしい笑

そんなバイスの行動に対して一輝が「そういう勝手なおせっかいやめろよ!」と言って「あんたが言うな」とツッコまれたり、さくらが「なんでみんな本音を隠してかっこつけるかな」と言ってたり双方ブーメラン飛びまくってるのは笑いましたwその発言がさらに今回の空気階段の騒動の犯人特定に繋がるという意味でも、とても綺麗な流れで好きです。

 

空気階段の存在意義

 先週の期待も虚しく、空気階段が本当に空気のまま終わってしまったのがすごく残念でした。前回の感想でも書きましたけど、「コラボとして出しました!」以上の意味を全く感じないんですよね。空気階段とリバイスの主要キャラが絡んで何かが生まれた訳でもないし、変な話ただ「自分の推しが売れっ子になり周りに悪く言われるなら、売れる前のように戻したい」という話を描くのであれば、今回の空気階段のポジションはパブロフの犬でもかしわもちでも成立していたんですよ。
他番組とのコラボでゲスト出すこと自体は否定しませんが、どうせやるならちゃんと話に絡ませてほしいというのが正直なところです。

 

ウィークエンドの狩崎

 ローリングバイスタンプの送り主はウィークエンドでほぼ確定かな。ウィークエンドの代表が狩崎を名乗る人物なので、前回ローリングバイスタンプを一輝に渡すときに言っていた「これを狩崎さんから届けるように言われました」という言葉自体は嘘ではなかったことになります。これはなるほどと思ってしまいました。確かにジョージ狩崎とは明言していない。

ではウィークエンドの狩崎はジョージとどういう関係なのか。ストレートに考えるとジョージ曰く既に亡くなっているはずの父親が実は生きていたというのが自然でしょうか。あとはジョージの悪魔でしたという可能性もなくはない。この辺は次回で明かされる感じですかね。


さいごに

 結局今回ではまだ元の状態に戻れなかった一輝とバイスですが、次回予告では消滅の危機の最中ジョージが誘拐されるという非常事態に。一輝がバイスと結ぼうとする新しい契約とは何なのか、そしてウィークエンド狩崎が語る真実とは何なのか。全体の折り返しに向けて話が進みそうで楽しみです。