ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーリバイス第18話「バディの軌跡、炎と氷の奇跡」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

次回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

フリオと陽介の和解

 さくらにアギレラのことを頼む交換条件として、陽介と会うよう頼まれたフリオ(玉置)。前回の描写だけだと、カードを破った後何も言葉を交わさないまま玉置が引っ越してしまったのかと思っていたので、弁明しているシーンはあって少し安心しました。
玉置に引っ越しのときに見送りに来なかったことを咎められ「お前が俺を裏切ったんだ」と言われても、例の不良グループにタコ殴りにされていたから行けなかったことを言わずに素直に玉置の言うことを認めるあたり、陽介も根はいいやつなんだよなあ。

玉置自身、陽介が不良グループのせいで見送りに来られなかったのを車窓から見て知っていたのに、陽介を責めた。陽介に再会してそのときを振り返り、初めてそれも裏切りだと自覚したことで、陽介に謝り無事和解でめでたしめでたし...になるはずだった。

 

はずだったのに...

 

薄気味悪い笑顔を浮かべながら容赦なく陽介にギフスタンプを押印するオルテカ。
いや~ゲストとはいえ、主要人物に縁のある人物を和解した直後に容赦なく殺す展開になるとは正直想定外でした。目の前でギフテリアンの生贄になった「スマ~イル」が陽介の最期の言葉になったのも、玉置にしてみればキツいよね。。。暴走したフリオ(ウルフデッドマンライオット)の姿がどことなく破られたカードのデザインに似ているのもまたなんとも...


そしてボルケーノレックスゲノムの力で分離されて人間に戻った直後のフリオを、ここぞとばかりに殺そうとするオルテカから「フリオ、私を一人にするの?」と守ってくれるアギレラ。そこでさらに「スマ~イル!」までされたらフリオじゃなくても一生ついていきますよこれ。デッドマンズとしては形だけのお人形さんみたいな扱いされてたけど、やっぱりアギレラカリスマ性あるよ、本当。

 

今回でオルテカには完全にヘイトが溜まってるので、同情できるような設定はつけずに外道の敵キャラとして描いて非業の最期を迎えてほしい。

 

ボルケーノレックスゲノムの制御

 開幕早々主人公が炎上(物理)するとは。ヒロミの「五十嵐一輝が炎上!」というセリフ、合ってるんだけど合ってない笑 包帯でグルグル巻きの姿はWの照井を彷彿とさせます。個人的には重傷を負った一輝にジョージが謝ったのは意外でした。ヒロミにはあんな態度なのに...笑

 

病床で一輝は、自分に興味が持てず、他人に興味をもってもらうこと、喜んでもらうことが自分の生きがいであるという主旨の発言をしていましたが、他人に興味を持ってもらいたいという意味では、バイチューバー(動画配信者)やってる父ちゃん似と言われるのも分かります。五十嵐家は本当に家族なのか疑惑はちょこちょこ耳にすることはありますが、こういうの見てるとちゃんと血を分けた親子な気がしますね。特に父ちゃんは、ギフ=父ちゃんの心臓説があるので、それが本当なら一輝たちがライダーになれるのに説得力が増すからなおさら。
そういや父ちゃんの心臓問題もそうですが一輝の写真から消える問題もまだ全然明かされてませんね。そろそろここの種明かしを少しずつ始めてほしい。


閑話休題
自分に興味が持てないという一輝に対し、一輝から生まれた悪魔であるバイスに興味があるからそれは嘘だと言うバイスの返し好きです。理屈は通ってるし、励ましの言葉としても良き。
バイスを実体化させて現場に向かうシーンでは、実体化したバイスを見て悲鳴を上げ逃げ惑う病院の人たちに対して、そりゃそうなるよなと思うと同時に、バイスが一輝の分身とも言うべき存在であることから、正義の味方である仮面ライダーがその異形さ故に恐怖される姿とも重なるなと思いながら見ていました。
バイスはここまで信頼ポイントを着々と積み重ねてきているので、もう完全に味方だよなと思いたい一方で、悪魔だからという一点で裏切る可能性を完全にはまだ捨てきれないのが正直なところ。終盤でのどんでん返しが来そうで怖い。


結局ボルケーノレックスゲノムを制御できたのは、ジョージが「できる限りのこと」という何かをしたからなのか、一輝の言う通り気合いなのか明確にはされてませんが、今回火だるまになったのもオルテカに激昂したからでその前までは普通に戦えてたので、病院行きになってバイスと会話して冷静さを取り戻したのが一番の要因なんじゃないかなと個人的には思ったり。


さいごに

 フリオとアギレラの関係性にジーンと来た直後に明かされるまさかのヒロミの体年齢80歳。そして次回はついに俺が待ち望んでいたヒロミの過去掘り下げ回で、ルパパトのつかさ先輩役の奥山かずさウルトラマンギンガSでショウ役の宇治清高もヒロミの同僚としてゲスト参戦という嬉しいサプライズ。脚本は毛利さん担当のようですが、サブの毛利さんはいい話多い印象なのでそこまで心配はしていません。
あとは坂本監督回なので、ヒロミの生身アクションやアギレラの嬉しいカットが見られるかもしれないと楽しみにしておきます。