ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーリバイス第22話「ドッタンバッタン…空気階段!?」感想

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空気状態の空気階段

 今回は前後編の前編でしたが、現時点では率直に言って空気階段がゲストと銘打った割には空気だったなあという印象。出番としては一輝とバイスと出会うシーンでギャグを披露したくらいで、彼らの先輩・後輩芸人設定のパブロフの犬やかしわもちと大して変わらない。ギャグとしても、直後のソフトクリームまみれでさくらの元に現れた玉置の方が面白かったし。他の主要キャラとも関わりがなかったので、どうしても「空気階段の空気観察」とのコラボとして出ました感が強く出てしまっているんですよね。
一方で、空気階段の2人の演技自体は個人的に違和感なく見られたのでそこは良かったです。後編ではこういう意図で空気階段を出したんだなというのが分かる描写があると良いなあ。

 

アギレラとオルテカと捨てられた玉置

 ここに来てまたデッドマンズ組の構図にも変化が生じました。1つはアギレラが玉置をクビにしたこと。確かに完全に生身の人間に戻った玉置が戦力にならないことは事実だし、単に冷たく見放したというよりはこれ以上巻き込みたくない、さくらと一緒にいた方が安全だという思いもあったんじゃないかなとは個人的に思います。現状特にそういう描写はないのでまだ妄想の範疇ですが。
そんな捨て犬と化した玉置も無事(?)さくらに拾ってもらい折府環という偽名で一時的に五十嵐家の居候となったので、とりあえず生きていけそうで一安心ですね。指名手配犯匿ってるけどいいんか?という問題はあるけど笑
もう1つは前回の次回予告でも出てましたがアギレラがオルテカと再び手を組もうとしていること。ギフを取り戻すという意味では確かに同じ目的かもしれないし、玉置をクビにした以上アギレラ一人では戦力が心許ないのもまた事実ではあるんだけど、オルテカを信用できる要素なんかどこにもないのにアギレラはなぜこんな行動に出たのか。それとも何か策があってのことなのか。
オルテカもアギレラを信用してるはずはないと思うので、この2人の腹の探り合いはこの先楽しみです。

 

乗っ取り新フォーム

 ジャックリバイスの変身用アイテムであるローリングバイスタンプをフェニックスの隊員から受け取る一輝。意外だったのはこれがジョージ製じゃなかったこと。この構図どこかで見たことあるなと思ったら鎧武で戦極凌馬がカチドキロックシードを初めて目にしたときの構図に似てますね。
ローリングバイスタンプがジョージ製でないとすると、可能性としてありそうなのは
①ウィークエンドが作り、フェニックス内にいる内通者経由で渡した
②フェニックス内部にジョージ以外の技術者がおり、その人が作ってフェニックス隊員経由で渡した
のどちらかだと思いますが、①だとしたらなぜわざわざフェニックス隊員を通して渡したのか。リベラドライバーのときみたいに差出人不明で送ると一輝が使わないだろうと踏んで、(フェニックスに不信感はあるとはいえ)リバイスシステムに関しては一定の信頼はあるジョージ製であると見せかけることでローリングバイスタンプを使わせたかったとかですかね。もし②なら、その技術者が赤石長官の息がかかった存在なのかそうでないのかによってもまた話が変わってきそうです。
いずれにせよ、そもそも何が目的でこれを作って一輝たちに渡したのかも気になるところ。

 

そしてジャックリバイスについてですが、まず見た目がスタイリッシュで個人的にとても好みですね。戦闘スタイルも他のフォームに比べて荒々しく、普段のバイス以上に悪魔らしさが前面に出ている。
ここ最近の変身者が我を失うタイプのいわゆる暴走フォームとは違って、バイス自身は自我を保っている状態なのでそこは面白い形だなと思います。ジャックリバイスの情報が出たときに、バイスが裏切るんじゃないかと若干危惧していた部分はあったんですが、次回予告を見る限りバイスの求める自由はボウリングやバッティングセンター、太鼓の達人といった「気兼ねなく遊びたい」レベルっぽいので深刻なことにはならなさそう。
今回話していた「二人じゃないと見られない景色」を見つけて、ジャックリバイスを制御すること(というかバイスを落ち着かせること?)、一輝を再び実体化させることができるのかが次回の見どころですかね。

 

さいごに

 今回ネオバッタが本編に登場したことで、ビヨンドジェネレーションズとリバイス本編が繋がっていることが明示されました。ネオバッタでのゼロワンリスペクトの必殺技エフェクトやっぱいいですねえ。ジョージがあれを「50年先取りしてみたよ」とさらっと作ってしまうのもすごいけど。あのジジカリちゃん(byバイス)が正史とすると、やっぱりジョージは悪役って感じではなさそうですよね
また、ジャックリバイスについては上記の通りですが、サメデッドマンやゾウデッドマンの正体についても、犯人はマネージャーの富永さんが本命ですが、2体とも彼女が生み出したのかそれとも共犯がいるのか...そして空気階段に見せ場はあるのか。
ともあれ、来週を待ちましょう。

 

 

 

仮面ライダーリバイス第21話「我が命をかけて、想いを託して」感想

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ウィークエンド

 ついに動き出した牛島家。やっぱりさくらにリベラドライバーを送ったのは彼らでしたね。第13話でジョージがデータごと処分したはずと言っていたリベラドライバーをウィークエンドがどうやって手に入れたのかも気になりますが、まずは彼らの目的について。
ウィークエンドは、ギフの棺が非常に危険なものだと知りながらも破壊せず研究を続けるフェニックスに疑念を抱き、以前から監視し続けている。これまで五十嵐家を監視していたのも、フェニックスと深く関わりを持っていたからなんでしょうね。
その中でもスカウトする対象としてさくらに目をつけたのは、兄二人がフェニックスとの関わりが強く、特に大二はフェニックスの隊員だったりするので、一番フェニックスとの関わりが薄かったのがさくらだったからという消去法的理由な感じがします。腕っぷしが強かったり空手道場絡みで光が接触しやすいというのもあるかもしれませんが。

今のところ目的自体はフェニックスよりまともそうなウィークエンドですが、まだ隠していることはあるだろうし油断はできなさそう。さくらもさくらで、今回の件に限らず結構兄たちに相談せずに行動するところがあるので、それによって今後五十嵐三兄妹の関係が変わっていく可能性も大いにありますね。

 

ギフスタンプの奪還

 ウィークエンド加入の最終試験としてギフスタンプの奪還を命じられたさくら。前回の共闘の条件で玉置はオルテカ確保後ギフスタンプをさくらに渡すことになっていたようですが、玉置は本当良い顔しいというかなんというか...立場的に板挟みに遭っている中間管理職的な立ち位置ではあるので、同情できなくはないんですけどね笑

 

フェニックスへの不信感

 ヒロミがデモンズドライバーのモルモットにされていたのが明るみになったことで、フェニックスへの信頼がだいぶ揺らいできていますね。個人的に意外だったのは赤石長官の描写。前回のオルテカの回想で十中八九オルテカを勧誘したデッドマンズの創始者は赤石長官であろうことは見当がついているものの、赤石長官とオルテカがグルであることを明示するのはもう少し引っ張るかなと思っていたので。まあ初登場時から胡散臭かったし、そこはあまり引っ張ってもしょうがないと言われればそれもそうなので、違和感はないです。

 

ヒロミがフェニックスを辞めるシーンでは、ジョージに「世話になったな」と言った直後殴る寸前で手を止めていました。これは、自分を利用していたことに対する怒りが募る反面、結果的にではあっても自分を仮面ライダーにしてくれたことに感謝する思いも同居しているからだろうなと。なんというか、そういうところも含めヒロミの良さだと思うので俺は好きです。
一方のジョージも「殴らなくていいのかい?」とか「良かったじゃないか。これで君は、死なずに済む」といった言葉の節々に粒子レベルの良心(あくまで粒子)のようなものを感じるので、一応敵って感じではなさそうで少しホッとした部分はあります。決して良い奴とは言えないんだけどね!鴻上会長的なポジションって見方が今のところ一番しっくりくる。

ジョージが赤石長官の本性をどこまで知って行動しているのか次第でフェニックスの運命も変わってきそうな気がしますが、五十嵐三兄妹はウィークエンドにつくさくら、フェニックス隊員として離れられない大二、フェニックスとウィークエンドの間で揺れる一輝という感じでバラバラになりそうな空気が漂ってきています。

 

オルテカデモンズとヒロミ退場

 デモンズドライバーの新たな所有者となったオルテカ。デモンズドライバーの悪魔に「オマエアクマ、オナジニオイダ」と言われていたのはどういう意味なのか...肉体的にはオルテカはもう悪魔と分離していて普通の人間同然なので、デモンズに変身すればヒロミと同じく生命力を吸い取られてしまいそうなはずなんですが、吸い取られるどころかむしろヒロミよりもデモンズとして無双している始末。バイスタンプの重ねがけ(ゲノミクスチェンジ)もヒロミのときは失敗に終わってるのでオルテカデモンズが初めてですし。
なんで一人間に戻ったはずのオルテカがデモンズを使いこなせているのかはちゃんと説明がほしいところですね。ダイオウイカデッドマン時代はお世辞にも強くはなかったからオルテカ自身が身体的に強い訳ではなさそうだし、ランバ・ラルよろしく「門田ヒロミとは違うのですよ、門田ヒロミとは。」だけじゃ納得できんて!登場して間もないボルケーノレックスゲノムまで床ゴロ要員にされているのも首を傾げざるを得ないのよ。

 

そしてそんなオルテカデモンズに引導を渡されてしまったヒロミ。フェニックスを辞めたのに体を張ってフェニックスベースや大二を守ろうとするヒロミは最後までヒーローだったよ...まあ実際、崖から落とされる以前に体年齢80歳オーバーの生身の体にデモンズの攻撃食らったら正直即死ものだと思うけど笑 

特撮作品において崖落ちや水落ちという退場の仕方は往々にして生存フラグと評される訳ですが、そういうメタ的な話は一旦置いておくとして、今回気になったのはなぜ崖から落ちたヒロミを探す(もしくは探したことを示唆する)描写がなかったのかというところ。百歩譲って今回の話がオルテカデモンズにヒロミが崖から突き落とされるところで終わっていたらまだ来週描く余地があるのかなと思うんですが、今回戦いの後にしあわせ湯での描写まで描かれているのでその理屈は厳しい。このままだと一輝たちはヒロミが崖から落ちたところだけを見てヒロミは死んだと確信していることになるんですよね。うーん。

あともう1つモヤった点としては、ヒロミが「長官はオルテカと繋がってる」と言わず「フェニックスには裏がある、気をつけろ」という抽象的な言い方をしたところ。フェニックスに裏があるのはヒロミがデモンズのモルモットにされていることが発覚した時点でみんな分かっている話で、大事なのはそこからもう一歩踏み出した情報なんですよ。せっかく盛り上がるヒロミ退場回だけに、本当惜しい。

 

さいごに

 バイスだけでなく父ちゃんにもギフとの繋がりを示す兆候が出始め、さくらはウィークエンドに入りそうな空気を感じさせた状態で終わった今回。次回予告ではアギレラがオルテカに手を組もうと持ちかけたりしていて(断られてたけど)、敵味方の構図がまた入り乱れていきそうですね。

次回は空気階段が本人役で登場とのことですが、本人役というとゼロワンの大和田伸也の印象が強いですね。ジャックリバイスも登場するようなので、そことどう絡んでいくのかは楽しみ。

 

仮面ライダーリバイス第20話「非情で無常な、変身の代償」感想

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フェーズ3の分離能力

 今回冒頭の描写を見る限り、ボルケーノレックスゲノムのフェーズ3分離能力はあくまでリバイとバイス二人で技を決めないと不発になる感じなのかな。オルテカの攻撃でバイスだけ弾かれたのも単純にパワーの問題なのか別に何かあるのか気になる。
あとオルテカは「なんとか躱せましたが」って言ってたけど、リバイの分の攻撃はもろ食らってるのであまり説得力がない笑


ギフと悪魔の関係

 今回、デモンズドライバーがギフの鼓動に反応して覚醒するという場面がありましたが、デモンズドライバーの悪魔はギフと密接な関係がある感じなんでしょうか。そもそもこのデモンズドライバーの悪魔は変身者であるヒロミ由来の悪魔ではなく、デモンズドライバー自体に宿っている感じなのか、もしそうだとするとジョージはその悪魔をどうやって調達してきたのかという謎が出てきます。
また、ギフとの関わりで言うと、第15話で工藤や天彦が倒されてギフに吸収されたときもそうだったけど、ギフテクスのエネルギー(?)がギフに吸収されたときにバイスが頭痛を感じていたのも何なんですかね。そのうちギフに意志乗っ取られそうな気がするけど、既に公式発表されてるジャックリバイスバイス自身が裏切るというよりギフによって暴走させられる感じになるのかな。

toy.bandai.co.jp


オルテカの過去

 オルテカは幼少期からいわゆる神童的な存在で、周囲から理解されなかった様子。そんな中デッドマンズを作った男に出会い入信したという訳ですが、このオルテカを勧誘した男って赤石長官ですよね?声色は変えてるけど、口元とか鼻の形がすごく似てるし。だとするとウィザードの笛木のようにマッチポンプでオルテカもただ利用されているだけということになり、愚かな人類を進化させるという目的で動いている彼の結末もなかなか皮肉なものになりそうです。

次回はオルテカがデモンズドライバーを奪取して変身しそうな感じですが、ギフスタンプを失った今デモンズドライバーを手に入れてどうデッドマンズを再建していくつもりなんですかね。

 

生身アクションと呉越同舟

 汗だくのさくらの空手シーン、一輝とさくらの対ギフジュニアの生身アクションシーン、リバイ&バイスのレックス、メガロドン、イーグル、プテラノドン、マンモス、ライオン、ジャッカル、コング、カマキリ、ブラキオ10連ゲノムチェンジと、今回はいかにも坂本監督だなあって感じが前面に出てました。10連ゲノムチェンジは望月Pオーダーだったようでそこは少し驚きでしたが、まるで劇場版を見ているような画面の派手さは出ていたのかなと思います。リンク先にも近いことが書いてありましたが、もうこの並列フォームたちは今後活躍の機会もなかなかないでしょうしね。

www.kamen-rider-official.com

そしてこの戦闘で忘れてはいけないのがアギレラ、玉置との共闘ですね。オルテカが「私はフリオの二の舞はごめんだ」と言った直後に、玉置とアギレラが「誰の二の舞だって?」「ギフ様はお前なんかには渡さない」と出てくるところはベタだけど個人的にとても好きです。玉置は戦力になれないのに足引っ張らないかという気はしなくもないけど、まあリバイとバイスも共闘してたしそこは大丈夫か。欲を言えば一輝・さくらとアギレラ・玉置が協力関係に至る会話のシーンは欲しかったですね。OPなしだったのを鑑みるに、多分尺足らなくてカットされたのかもしれないけど。

 

あとギフスタンプ周りについて気になるところが2点。1つは、今はあくまでオルテカが持ってたり、不信感が出てきたフェニックスに預けるよりはアギレラが持っていた方が(むやみにギフテリアン生み出すような真似はしないだろうから)マシってだけなので、これでアギレラを信用しきってしまうのは危険だということ。今後どうアギレラと向き合っていくかはちゃんと考えなければいけないですね。
もう1つはギフスタンプ回収が最優先と言う割に前回オルテカの手からドロップした後完全にスルーしてたのはちょっといただけないなというところ。脚本というよりは演出の範疇ですかねここは。

 

そういや今回さくらが変身したときラブコフ出てこなかったのは坂本監督の指示なんだろうか...速攻ゲノムチェンジするとかでもいいので、設定無視して出さないのはやめてほしい。

 

ヒロミ死す?

 デモンズドライバーに悪魔が宿っていることを知りジョージを問い詰めるも、特に悪びれる素振りもなく実験台であることを認め、話したら使ってくれないから黙ってたとか、「我が命をかけて、世界を守る」という言葉を(モノマネしながら)言質にとって、なんちゃって「命をかける」じゃないならいいよね?という主旨の反論をされてしまうヒロミ。多分ジョージは善でも悪でもなく、言葉通り最高の仮面ライダーを作れれば手段は選ばないんだと思うけど、それにしても一輝とヒロミでこうも態度が違うのは、一輝は選ばれし適合者だけどヒロミはあくまで適合者ではない(替えがきく)のが原因だったりするのかな。

そして今回のギフテリアン要員は千草でしたが、彼女は無防備の状態でオルテカのそばにいてあっさりギフスタンプを押されてしまいました。自分がデッドマンズにとってなくてはならない存在だと思いこんでいるのかわからないけど、オルテカのこと信用しすぎよ。。。

千草をギフテリアンの生贄にしたオルテカへの怒り、そして竜彦に託されたのに千草を救えなかった自分への怒りで、自分の命を顧みず変身するヒロミ。こういうシチュエーションだからというのもありますが、爆炎の中の変身は映えますね。
命を救えなかった分その魂だけでもという思いでギフテリアンを倒すのに加え、ボルケーノレックスに歯が立たず逃げようとするダイオウイカデッドマン(オルテカ)を羽交い締めして自分ごと貫けというのはヒロミの見せ場として格好良かった。結果的にそうしたことで一輝がヒロミの命を救い、ヒロミとの約束も果たすことができたし。まあ、「デモンズドライバーがヒロミの命を全て吸い取る前に、キックの浸透力を調整してデモンズドライバーを弾き飛ばした」ってどんだけ器用なんだとは思うけど笑

 

さいごに

 今回ようやくカレーを食べることができたバイスですが、あのマスクが本当にマスクだったことにちょっと驚き。実際の口がどうなってるのかすごく気になる笑
次回、ようやく牛島家も動き出すようで楽しみな一方、ヒロミの死亡フラグが折れていなかったのでまた気を揉む一週間になりそうです。

 

 

仮面ライダーリバイス第19話「デモンズ注意報、ヒロミ包囲網!?」感想

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さくらと玉置とアギレラ

 前回人間に戻ったことで、改めて玉置豪として生きていくことにしたフリオ(以下、玉置)。一輝たちに命を救われた恩を感じ、敵対する意志がないことを宣言しているので、今後はさくらとアギレラの橋渡しとしての役割がメインになる感じかな。それはそれとして、指名手配されたままだと思うんだけどそこはどう落とし前をつけるつもりなんだろうか。

さくらとアギレラのやりとりもまた考えさせられるところがあって。
さくらはアギレラに、一輝に悪魔から分離してもらえば普通の人間として生きていけると説得したものの拒絶されていました。
「私はあなたに現実を見てほしいの」という台詞もさくらからすれば何気なく言った台詞なのかもしれませんが、アギレラにしてみれば幼少期からギフの花嫁として生きていくようデッドマンズ信者たちに育てられていたため、それ以外の生活を知らない。
そんなアギレラにとって、悪魔と分離して現実を見ろ、普通の人間として生きろと言われても酷な話。
ただ悪魔と分離するというだけでなく、生まれてこの方人生そのものがデッドマンズしかない人間がそれを失ってどう生きていくのか。アギレラに関してはそこを解決しないと和解までこぎつけられないと思うので、今後このさくら、アギレラ、玉置の関係がどう動いていくのかは楽しみでもあります。
ちなみに今回ジャンヌvsクイーンビーデッドマンのシーンではジャンヌが圧倒してましたが、そもそもクイーンビー自体がそんなに強くないのか、アギレラのメンタル的に本領発揮できていないだけなのかはちょっと気になる。

あと空手道場のシーン以降陰からずっと見ている牛島光がまた不穏。こっちはそろそろマジで少しくらい手がかり欲しい。

 

ヒロミの同期とデモンズドライバーの副作用

 今回のゲストであるヒロミの同期、仮面ライダー、戦隊、ウルトラマン変身者の同期3人組とか心強すぎますね笑 個人的にはヒロミが元々落ちこぼれだったというのが意外でした。しかもそこからの展開はまさに主人公さながらのもの。
若林司令官の「(ヒーローの条件は)己の力を知っていることだ。敗北し、挫折し、それでも這い上がってきた者こそが、最も強い真のヒーローだ。戦いをやめるのも、続けるのもお前が決めるしかない。これは、お前自身の戦いだ」
ってとても良い言葉だなあと。本物の若林司令官が人格者であることが伺えますし。
そしてそこから死に物狂いで努力して仮面ライダーになったヒロミ自身、なるべくしてヒーローになったのだなと実感できます。

それだけに、デモンズドライバーの副作用で満足に戦えないヒロミを見るのは辛い。。ヒロミの上記の回想を経ての大二の「己の力を知っているのがヒーローなんですよね?死んだら誰も助けられない。今は自分の体を治してください。」という台詞はよくぞ言ってくれたと心の中で拍手を送っていましたw
デモンズドライバーに関してはジョージの発言からそもそもヒロミ用のものではないこと、そう遠くないうちに元に戻る(今は何か原型の状態から機能か何かが欠落している状態?)ことが分かりましたが、そう考えるとヒロミは完全にモルモットで、元に戻りつつあるからデモンズドライバーにツダケンボイスの悪魔が表面化してきたとかそんな感じでしょうか。
本来の所有者候補として一番本命は赤石長官ですが、ジョージ自身変身も割とありえますね。大穴は父ちゃんかなあ。
あとオルテカがデモンズドライバーを狙う理由も謎なんですよね。


さて、話を同期の話に戻すと、結論千草は二重スパイだった訳ですが、寝返った理由としてフェニックスの真実を知ったからと言っていました。フェニックスは当初から怪しい組織ではあるのでこれについて特に驚きとかはないんですが、デッドマンズが内部分裂している中フェニックスもこの先内部分裂するとなると対立構造がより複雑化しそうです。
一方で、竜彦は普通にいいヤツでしたね。口下手なだけで本気でヒロミの体を気にしていた。「(若林司令官を守れなかったから)最低な男だ」と言っていたのはいくら口下手とはいえヒロミが可哀想すぎる気もするがwまあ、理由も言わずに突っかかってすまなかったと竜彦も謝っているのでまあそこは良し。なんか毛利脚本なのもあってかこういう男同士の友情の描き方はオーズのキタムランド回を思い出しますね。
それ以上にヒヤッとしたのは竜彦がギフスタンプ押されかけたとき。前回の陽介を見ているので竜彦も生贄になってしまうのかとばかり思っていましたがそこは一輝がバイスと共に間一髪で救出したことで回避。やっぱりこういうシーン見てると正義のヒーローって感じが出てきますね。


さいごに

 同期との手合わせシーンにダイオウイカデッドマンとの生身乱闘シーン、さくらとアギレラキャットファイトと、生身アクションの見せ場が多かった今回。千草の言う「フェニックスの真実」とは何なのかも気になりますし、次に変身したら命の保証がない中ヒロミが変身するのは次回予告で確定ですが、その結果命尽き果て退場してしまうのか、それとも何とか生き延びるのか。割とどっちもあり得るのでこの一週間は気が気じゃない状態で過ごすことになりそうです。
戦線離脱でも何とか生き残ってほしいなあ。。。

 

 

仮面ライダーリバイス第18話「バディの軌跡、炎と氷の奇跡」感想

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フリオと陽介の和解

 さくらにアギレラのことを頼む交換条件として、陽介と会うよう頼まれたフリオ(玉置)。前回の描写だけだと、カードを破った後何も言葉を交わさないまま玉置が引っ越してしまったのかと思っていたので、弁明しているシーンはあって少し安心しました。
玉置に引っ越しのときに見送りに来なかったことを咎められ「お前が俺を裏切ったんだ」と言われても、例の不良グループにタコ殴りにされていたから行けなかったことを言わずに素直に玉置の言うことを認めるあたり、陽介も根はいいやつなんだよなあ。

玉置自身、陽介が不良グループのせいで見送りに来られなかったのを車窓から見て知っていたのに、陽介を責めた。陽介に再会してそのときを振り返り、初めてそれも裏切りだと自覚したことで、陽介に謝り無事和解でめでたしめでたし...になるはずだった。

 

はずだったのに...

 

薄気味悪い笑顔を浮かべながら容赦なく陽介にギフスタンプを押印するオルテカ。
いや~ゲストとはいえ、主要人物に縁のある人物を和解した直後に容赦なく殺す展開になるとは正直想定外でした。目の前でギフテリアンの生贄になった「スマ~イル」が陽介の最期の言葉になったのも、玉置にしてみればキツいよね。。。暴走したフリオ(ウルフデッドマンライオット)の姿がどことなく破られたカードのデザインに似ているのもまたなんとも...


そしてボルケーノレックスゲノムの力で分離されて人間に戻った直後のフリオを、ここぞとばかりに殺そうとするオルテカから「フリオ、私を一人にするの?」と守ってくれるアギレラ。そこでさらに「スマ~イル!」までされたらフリオじゃなくても一生ついていきますよこれ。デッドマンズとしては形だけのお人形さんみたいな扱いされてたけど、やっぱりアギレラカリスマ性あるよ、本当。

 

今回でオルテカには完全にヘイトが溜まってるので、同情できるような設定はつけずに外道の敵キャラとして描いて非業の最期を迎えてほしい。

 

ボルケーノレックスゲノムの制御

 開幕早々主人公が炎上(物理)するとは。ヒロミの「五十嵐一輝が炎上!」というセリフ、合ってるんだけど合ってない笑 包帯でグルグル巻きの姿はWの照井を彷彿とさせます。個人的には重傷を負った一輝にジョージが謝ったのは意外でした。ヒロミにはあんな態度なのに...笑

 

病床で一輝は、自分に興味が持てず、他人に興味をもってもらうこと、喜んでもらうことが自分の生きがいであるという主旨の発言をしていましたが、他人に興味を持ってもらいたいという意味では、バイチューバー(動画配信者)やってる父ちゃん似と言われるのも分かります。五十嵐家は本当に家族なのか疑惑はちょこちょこ耳にすることはありますが、こういうの見てるとちゃんと血を分けた親子な気がしますね。特に父ちゃんは、ギフ=父ちゃんの心臓説があるので、それが本当なら一輝たちがライダーになれるのに説得力が増すからなおさら。
そういや父ちゃんの心臓問題もそうですが一輝の写真から消える問題もまだ全然明かされてませんね。そろそろここの種明かしを少しずつ始めてほしい。


閑話休題
自分に興味が持てないという一輝に対し、一輝から生まれた悪魔であるバイスに興味があるからそれは嘘だと言うバイスの返し好きです。理屈は通ってるし、励ましの言葉としても良き。
バイスを実体化させて現場に向かうシーンでは、実体化したバイスを見て悲鳴を上げ逃げ惑う病院の人たちに対して、そりゃそうなるよなと思うと同時に、バイスが一輝の分身とも言うべき存在であることから、正義の味方である仮面ライダーがその異形さ故に恐怖される姿とも重なるなと思いながら見ていました。
バイスはここまで信頼ポイントを着々と積み重ねてきているので、もう完全に味方だよなと思いたい一方で、悪魔だからという一点で裏切る可能性を完全にはまだ捨てきれないのが正直なところ。終盤でのどんでん返しが来そうで怖い。


結局ボルケーノレックスゲノムを制御できたのは、ジョージが「できる限りのこと」という何かをしたからなのか、一輝の言う通り気合いなのか明確にはされてませんが、今回火だるまになったのもオルテカに激昂したからでその前までは普通に戦えてたので、病院行きになってバイスと会話して冷静さを取り戻したのが一番の要因なんじゃないかなと個人的には思ったり。


さいごに

 フリオとアギレラの関係性にジーンと来た直後に明かされるまさかのヒロミの体年齢80歳。そして次回はついに俺が待ち望んでいたヒロミの過去掘り下げ回で、ルパパトのつかさ先輩役の奥山かずさウルトラマンギンガSでショウ役の宇治清高もヒロミの同僚としてゲスト参戦という嬉しいサプライズ。脚本は毛利さん担当のようですが、サブの毛利さんはいい話多い印象なのでそこまで心配はしていません。
あとは坂本監督回なので、ヒロミの生身アクションやアギレラの嬉しいカットが見られるかもしれないと楽しみにしておきます。

 

 

 

仮面ライダーリバイス第17話「裏切りの深化、バディの真価」感想

明けましておめでとうございます。本年もこれまで同様にマイペースに感想を書いていければと思っているのでよろしくお願い致します。

 

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牛島家に行ったさくら

 年末時点の終わり方的に、一番ここが気になっていたのですがまさかの誰にも会わずに普通に帰ってくるというオチ。うーん、これなら別にやらなくて良かったかなあって気がする。ただただ拍子抜けなだけなので。
牛島宅には地下に続く長い階段が家にあって普通じゃないってことを描写するだけなら、わざわざさくらを行かせて年末年始で引っ張る必要もないですし。牛島家が不審なのはこれまでの描写から見ても分かりますしね。

 

裏切りへの憎しみ

 なぜフリオがデッドマンズに入ったのか、なぜオルテカに対してあそこまでの怒りを見せたのか、その辺りの話がだんだん見えてきた今回。
元々のフリオ、もとい玉置豪は、一人称を小生としカードゲームに興じるいわばステレオタイプなインドアオタク的性格で、クラスの不良グループにバカにされていたものの、親友の陽介がいたからこそ学校生活を送ることができていました。そんな陽介に親友の証として渡したカードを目の前で破られるということは、貴重なカードを破られたことそのもの以上に、唯一信頼できる存在であった親友に裏切られ、味方がいなくなってしまったということによる心の傷が大きいはず。
それがきっかけで人とうまく話せなくなったのは理解できる一方で、普通ならそこで他者との関わりを断って引きこもってしまうのではないかと思ったり。だけど豪はそこからデッドマンズの元を訪れた。ということは少なからずまだ他人を信頼しようという思い自体は残っていたんじゃないだろうか。だからこそオルテカが裏切ったときにはより一層怒りを覚えたと考えると腑に落ちる。

こうしてフリオ(玉置豪)の本来の性格を知った上で振り返ると、空手道場に潜入していたときはもちろんのこと、デッドマンズとしての好戦的な荒々しい態度も、だいぶ無理して振る舞ってたんじゃないかということが伺えます。もしかしたらデッドマンズに入ったのをきっかけに性格がガラッと変わった可能性もなくはないですが。
それと、陽介が玉置を励ますときに言っていた「スマ~イル!」という言葉をフリオがアギレラを励ますときに使っているのは、もちろん初対面のアギレラに「せっかく私に会えたのよ。笑いなさいよ」と言われたときの影響もあるとは思うけど、やっぱり玉置自身もどこかでまだ完全に陽介との関係を吹っ切れていない部分があるんじゃないかなというのを感じます。

 

命を救うための特訓

 天彦や工藤、カメレオンデッドマンを救えなかったのもあり、フェーズ3のデッドマンを救うため、ボルケーノレックスゲノムの力の制御に向けた特訓に挑む一輝とバイス
純粋なパワーアップだけでなく、人の命を救うためという別の目的のための新フォームという流れは個人的に結構好きですね。正直パワーだけなら今もバリッドレックスで十分戦えてるから強化の必要性薄くなっちゃうし。

そんな一輝たちの思いや努力とは裏腹に、今回から現れたギフテリアンは宿主となる人間を完全に食って誕生するため、人命救助という意味ではギフスタンプを体に押された時点で完全に詰みの状態。

www.tv-asahi.co.jp

フェーズ3のデッドマンを救うための特訓をしている最中でこういうことやるんだからなおさらエグいなあ。。。(オルテカとしてはそんなこと知ったこっちゃないだろうけど)

今回の一輝の反応を見る限りまだこの事実を理解しきれていない(救えなかったのはボルケーノレックスゲノムを制御しきれていないからだと思っている)可能性もあるので、これまた一輝曇りそう。もうこれ時を戻すレベルじゃないと解決できない話ですからね。
全てを背負うと宣言した一輝がこの悲しい事実にどう向き合っていくのか来週が楽しみです。

そういえば仮想空間での特訓で、トレーニングの仮想敵がデッドマンズじゃなくリバイの姿をしてたのはなんで?ジョージの趣味なだけかもしれんけどw

 

さいごに

 年始初回の今回はこれまで触れた点以外にも、フェニックスに怪しさ満点の赤石長官が登場したり、オルテカがベルトの反動で苦しむヒロミに「やはりあいつか」と言っていたりと、また新たな謎がお出しされてきました。まあ最初に書いた通り、さくらが牛島家に行ったくだりは蛇足だった感はどうしても感じてしまうけど、それ以外のところは満足して見てます。
次回フリオ(玉置豪)と陽介の関係がどう決着するのか。デッドマンになった人を救いたい一輝はギフテリアンという現実を目の前にしてどう向き合っていくのか。下手するとフリオ退場の可能性もなくはないのでそういう意味でも落ち着かない1週間になりそうです。

 

仮面ライダーリバイス第16話「守りたい想い…時代は五十嵐三兄妹!」感想

前回分はこちら。

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アギレラ怪人態

 なぜアギレラはずっと怪人態に変身しないんだろうと思ってましたが、ギフの花嫁になるために「汚れなき器」である必要があったからなんですね。ギフも失った(と思い込んでしまった)ことでその必要がなくなり、ずっと守られるだけの存在であることにも耐えられなくなったため、今回ついに変身したと。
ただ、クイーンビープロトバイスタンプを押したときアギレラ自身がクイーンビーデッドマンに変身して、その後人間態に戻れたということは彼女はギフテクスな訳で、となると既に上級契約済み(=変身したことがある)って認識なんですが、そもそもそれは汚れなき状態と言えるんだろうか。なんか「汚れなき器」の定義がよくわからなくてちょっとモヤモヤする。
あとクイーンビープロトバイスタンプはフリオの元から落ちたけど、普段はずっとフリオが持ってたってことなのかな?

 

五十嵐家とヒロミ

 さくらの身を案じるあまり、リベラドライバーを隠してしまう母ちゃん。その構図がまるでゲームやり過ぎて隠された子どもみたいでちょっと笑ってしまうw
そんな娘を心配する母ちゃんのために不安を取り除くこうと説明をしにやってきたヒロミは、マジで頼れる上司ですね。(あれで説得できるのかなとも思ったけど、三兄妹からの援護射撃に加えてヒロミの人徳による部分もあったんだろうなあ)
他にも腰を痛めた父ちゃんのために病院を手配し、デッドマンズが何を起こすかわからないからとボディーガードまでつけてケアする有能ぶり。ただ、カメレオンデッドマンに母ちゃんが襲われたとき、母ちゃん腹パンまでは食らっちゃってるからそれはどうなのって感じはした笑(そこはヒロミ本人のせいではないんだけど)
司令官にも返り咲いたし、とても上り調子に見えるだけに、デモンズドライバーの副作用っぽい体の不調だけが不安ですね。


また、五十嵐三兄妹vsカメレオンデッドマン+ギフジュニア軍団のシーンでは、一輝の「母ちゃん、見ていてくれ。俺たちの変身を!」というセリフがありましたが、前述の母ちゃん説得があってから五十嵐三兄妹が母ちゃんの前で改めて戦う決意を示す流れとして良かったと思います。
言い回し的にどことなくクウガ感もあるのと同時に、三兄妹の演者さんたちとしても第1章のクライマックスを迎えてこれまでの成長を見せる意気込みのような、そんなセリフにも聞こえました。

あとはあの辺りのシーンだと応援にヒートアップする母ちゃんに勢いで殴る蹴るの暴行を加えられるラブコフがほんと可哀想だった笑ろくに応援されないバイスも大概だけど。まあバイスに関しては第1話で母ちゃん食おうとしてたので自業自得ですね。

 

カメレオンデッドマンの正体

 いや~まさかまさかの元ザブングル加藤さんだったとは。失礼ながら、「(若林司令官の顔について)慣れなのか、妙にしっくりくる」「俺は自分が誰よりも嫌いだった」「鏡を見る度に割りたくなった」「とにかく自分を捨てたかった」というセリフの数々がここまでフィットする演者さんもなかなかいないんじゃないだろうか。
擬態で他の人の顔になるにしても、若林司令官になりすましていたのがバレてフェニックスにいられなくなった以上他のイケメンの顔にしてもいいはずなのにそれをしなかったのは、若林司令官が自分と同じ系統の顔でかつ整った顔立ちだったから、つまり自分の顔は嫌いと言いつつも根本から自分の顔を嫌いになることはできなかったのではないかと思うと妙にいじらしいというか何というか。

これでおじさんデッドマンズ連中は全滅してしまいましたが、みんなキャラ濃くて忘れられないキャラでした。若林役の田邊さんはまだ出番あるっぽいのでそこは期待ですね。

 

父ちゃんの新たな謎

 年末のこのタイミングでぶっ込んできましたね。物質の構造的にただの石でしかないはずのギフから心臓音が聞こえるということは、ストレートに考えればギフの正体が父ちゃんで、その血を引いているから五十嵐三兄妹が仮面ライダーに変身できると考えれば理屈は通る。ただ、それはそれとして、心臓音だけ聞こえるギフと心臓のない父ちゃんという奇妙な状態はどうやって生まれたのか、心臓がない状態の父ちゃんがなぜ生きているのかといった疑問は大きいので。

それと、アギレラが「私たちが人間に戻れるのが(ギフが無事である)何よりの証拠」と言っていたけど、ギフが破壊される等した場合はずっと怪人態のままになってしまうということなんだろうか。

 

さいごに

 カメレオンデッドマンも失い一人孤立してしまったオルテカはどうやって野望に向かって進んでいくのか。はたまたアギレラとフリオは何を目的にどう動いていくのか。父ちゃんとギフはどういう関係なのか。ヒロミは生き残れるのか。一輝が写真から消える謎は何なのか。牛島家は一体何者なのか、さくらは無事戻ってこられるのか(割と一番ここが怖い)等々、年明け以降も掘り下げてほしいところはたくさんありますね。
これまでのリバイスは細かい部分で結構荒削りなところもありますが、全体的には楽しく見てこられたので、第2章以降もこの調子でいってほしいところです。
ではでは、良いお年を!

 

 

仮面ライダーリバイス第15話「撲滅!対決!デッドマンズ!」感想

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次回分はこちら。

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カゲロウのキャラ

 ジョージがギフスタンプに超小型発信機をつけたことで、湾岸地域の地下深くに潜伏していることを掴んだものの侵入方法が分からず、フェニックス更生施設の元デッドマンズの人たちも契約解除のショックのせいか記憶があやふや。そこでさくらの提案でカゲロウに聞き出すため、大二にライダーキックをお見舞いする。
こうして改めて見ると理屈は分かるんだけど絵面がすごいなこれ...笑

カゲロウがデッドマンズベースへの侵入方法を教える条件がさくらの辛口カレーだったのも意外だけど、やろうと思えば教えるのを後回しにしてカレーだけ食べて大二に入れ替わることで約束を反故にすることもできるのにそれをしなかったのはなぜなのか。
これまで極悪非道なことをしていたカゲロウがおとなしく言うことを聞いてるのは、さくらの手加減できないライダーキックっていう脅しが効いているのかとも思うけど、自分の意志で大二と入れ替われるならライダーキック直前にそれやれば良くない?と思ったり。
そう考えるとカゲロウが協力する理由付けがちょっと弱いかなって気がする。あとは変にギャグキャラにされないことを祈る。。。


仮面ライダーとデッドマンズの全面対決

 カゲロウの協力を得てついに潜入したデッドマンズのアジト。仮面ライダー組とデッドマンズ組、5vs5の総力戦はなかなか見応えがありました。注目すべきはそれぞれの因縁の相手。
まずヒロミvsカメレオンデッドマン。ヒロミの怒り方が他のデッドマンと戦うときのそれと全然違いますね。ここまで入れ込んでるのを見ると、若林司令官とヒロミの過去話はやっぱり今後掘り下げていってほしい。
その気合に違うことなく、カメレオンデッドマンはバイスとの戦いで一度変身解除してるというのもありますが、デモンズが序盤かなり押してましたね。そんな最中今回もデモンズの体に異変が出てまたヒロミの命がヤバそうなフラグが立ってしまう訳ですが。。。
「俺は降参しない...無理もする。それが、俺の性だ!」と言いながらスコーピオンゲノミクスで戦う姿はなんかこう芯の強さを感じる一方で、退場を脳裏にちらつかせてくるので心臓に悪い。

さくらvs天彦に関してはもう天彦が気持ち悪いという感想しか出てこないっすね笑
あと言うとすればタートルバイスタンプをもらってバズーカに変形したラブコフを使って戦えるようになったので、遠距離でも戦えるようになったのはなかなか大きい。天彦自身は全然強くないので、新フォームの強さが伝わりにくいのがまた何ともw

一輝vs工藤は、一輝が工藤に「少しは人の気持ちが分かるようになったのかな?エゴイストくん」と煽られたときに「答えは見つかってない。でも、もう悩まない。俺の戦いで誰かが傷ついても、俺は全てを背負う!」と返すところが555の第17話の巧を思い出します。この「全てを背負う」と言った少し後に、五十嵐三兄妹のトリプルライダーキックで工藤と天彦は消滅(厳密にはギフに吸収された)してしまったのでいきなり重いものを背負ってしまうのが何とも皮肉。

もしギフテクスになった状態で倒されるとギフの養分になるのだとしたら、フリオやオルテカももう人間には戻れないってことになりますね。完全に下剋上狙いのオルテカや若林司令官を殺害して成り代わったカメレオンデッドマンはともかく、フリオに対しては前回と今回で少し情が湧き始めているので、退場したら結構悲しいかも。


そういえば崩落するデッドマンズベースから脱出したとき、まだ近くに敵がいるのにライダー側もデッドマンズ側も揃って変身解除してたのは少し不自然じゃない?せめてみんな散り散りになった状況とかなら納得できるんだけど。

 

あとは、工藤と天彦が倒されてギフに吸収されてデッドマンズベース一帯が揺れだしたとき、バイスだけ頭痛を感じてたのはなんだったのかは気になるところ。これまで着々と謎がばら撒かれてきているので、今後これをどう回収していくのか楽しみです。


アギレラの受難

 今回のアギレラはなかなか散々な目に遭ってましたね。オルテカにギフ復活の生贄はアギレラだけだと告げられ、カメレオンデッドマンには手刀で気絶させられて拘束され、ラブコフに怯え、目の前でジョージにギフをベタベタ触られ、バイスに腹パンされ(これはアギレラを救うためにやむなくだけど)...
ラブコフに怯えたり、ジョージにキレているところなんか見てると、本当ごく普通の女の子って感じですが、ジョージに対する悪口が筋肉バカっていうのはどの辺から来たんだろう笑 幼少期からずっとデッドマンズという組織の中で「ギフの花嫁」として信者に囲まれて過ごしてきたから、そういった口喧嘩みたいなことにも慣れてないんだろうなということが伺えます。

 

さいごに

 次回予告で、母ちゃんが二人見えるのは「今日から私があなたになります」と言っているところから、カメレオンデッドマンが母ちゃんに成り代わろうと近づいているんだと思いますが、若林司令官と同じ道辿ったらさすがに重すぎるしない...よね?ただでさえヒロミやフリオの行く末が心配なので、平穏に年越しできるのかソワソワします。

 

 

 

仮面ライダーリバイス第14話「司令官は…デッドマン!?」感想

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フェニックスの裏切り者

 今回の放送で一番気になっていた若林司令官の裏切り疑惑の結末。若林司令官に擬態した何者かがカメレオンデッドマンというのが正解でしたね。マンモスプロトバイスタンプをジョージに渡したのは若林司令官だったのと、バリッドレックスバイスタンプの正式名称を完成前に知っていたのはジョージ以外だと若林司令官なのにそれが漏れていたという2点を根拠に、盗聴を逆手に取って罠を張って正体を暴くという流れはとても綺麗でした。
思った以上にヒロミが若林司令官のことを尊敬していたので、「あなたが裏切ったせいで多くの隊員が犠牲になってるんだ!」と啖呵を切るものの撃てなかったり、ボコボコにされたヒロミが最後の最後で擬態若林のズボンの裾を引っ張っていたり、「なんてことだー!」と発狂したりするところはちょっと見てて辛い。。。ヒロミの今後のメンタルが心配。結果的にヒロミが言っていた通り本物の若林司令官自身は無実だったというのが唯一の救いですかね。

そんな本物の若林司令官は第1話の時点でカメレオンデッドマンの手で人知れず消滅してましたが、明確に殺したというよりはカメレオンデッドマンの手から出た謎パワーで消滅させられてたので、実はまだ死んではいない可能性も無きにしもあらずなんですよね。(ニチアサなので描写をマイルドにしただけだと思いますが)
まあ中の人的にはカメレオンデッドマンが若林司令官の擬態を続けるということでまだまだ出番はありそうなので一安心です。今回の田邊さんの「グラーシアス!デッドマンズ!」は最高に狂ってた(褒め言葉)ので、今後はこういう方向の演技が見られそうで楽しみです。
ちなみにギフテクスの選別の際にカメレオンデッドマンのオリジナルの人間態が後ろ姿だけちらっと見えましたが、短髪の男だったので既出のキャラじゃなさそう。


6人目の生贄

 ギフの復活に向けて5人の生贄の目星がついたことでもうリーチか~と呑気に構えていたらまさかのアギレラが6人目の生贄だとラストで明かされたのはびっくりしました。そもそもアギレラは現状怪人態がない状態だけどギフテクスの資格あるのか?というのもありますが、それに加えオルテカがアギレラを6人目の生贄に仕立てる目的とフリオにこの件を話していなかった理由は直近で気になるところですね。
そして回想に出てきた幼少時のアギレラ。周りの信者から伝えられたことを純粋にここまで信じてきたであろうことを思うと可哀想になってくる。もし信者も最初からアギレラを生贄の一人にすることを知っていたのだとしたら、なぜ「アギレラはギフの嫁になる」という教え方をしていたのか謎なので、あの信者たちも真実は知らなかったのかもしれませんね。

 

一輝と工藤の因縁

 第6話で一輝に説教された恨みを晴らすべくしあわせ湯に乗り込む工藤。土足で乗り込む工藤に一輝が意地でも靴を脱がそうとしてましたが、たまにちょっとピントずれるときあるよね一輝。今回バイスもツッコんでたけど。

今回工藤が、
「お前、本当は人の気持ちが分からないんだろ?勝手に人助けをして自分の欲求を満たしているだけだ。周りにいる敗者の心が見えていないんだよ。教えてやるよ。お前は日本一のエゴイストだ。」
となかなか痛いところを突いてきました。現に一輝はその言葉で結構精神的にダメージを受けているように見えたし。

そんな一輝に「そのままでいいんじゃね?お節介で何が悪い!エゴイストで何がいけないんだよ!一輝は一輝の好きなようにやればいいんだよ」と言うバイス。こういうときって得てしてお節介やエゴイストの部分を否定するようにフォローすることが多いと思うんですが、バイスはそういう部分を含めて一輝という人間を肯定してくれている。
実際には一輝のこの問題に対して工藤の言うことも一理あるんですけど、この状況では心に傷を負った一輝を戦える状態にすることが大事なので、そうするとやはりバイスの回答が一番最善手かなと思えるし、こういうところでだんだんとバディ感が出てきたのを実感できていいですね。

 

さくらと天彦の因縁

 もう一組因縁の関係になっているのがさくらと天彦。今回の天彦女子高生にラブコールしたり追い回したりと完全に不審者ムーブかましててキモチワルかったのと、言葉の節々に現れる妙なウザさはドライブの仁良を思い出しました笑
他にもプラナリアデッドマンに行け!と命令したとこにフリオに「お前が行けよ」とフェーズ2化させられたり、バリッドレックスと割と戦えてた工藤と比べてジャンヌに思いっきりボコられてたり、ラブコフにクズ呼ばわりされてたり、完全にネタキャラ街道まっしぐらですね。

そしてさくらについて。久しぶりにこういう学校とか友人とのやりとりのシーンを見ると、さくらも一人の等身大の女子高生なんだなと実感しますね。

こういう何気ない日常描写は大事だと思う一方で、ジャンヌの正体バレまでの一連のくだりは終始ギャグっぽくて緊張感なかったので、せっかく正体バレ描くならもう少しやり方があったんじゃないかなというのが正直なところ。さくらがプッツンして天彦を殴りに走るときの変なSEもいらなかったなと思うし。
反面、ジャンヌのアクションシーンは今回も格好良かったのでこれからも変わらず活躍してほしいところ。五十嵐家恒例の決め台詞はさくらの場合今回の「サクッと倒すよ」で決まりかな。


さいごに

 アギレラが6人目の生贄であることが判明し、一輝と工藤、さくらと天彦、ヒロミとカメレオンデッドマン(偽・若林司令官)といったそれぞれの因縁もできて、次回はデッドマンズとの全面対決開始と年末に向けて第1章クライマックスというべき展開に。これは次回が楽しみです。
あとそういえばバイスは前回実体化したけど今回また戻ってましたね。一度実体化した後に変身すると変身解除後もある程度の時間は実体化できるとかそんな感じなのかな。その辺はあんまり深く考えてなさそうだけど。

 

 

仮面ライダーリバイス第13話「フェニックス危機一髪!」感想

前回分はこちら。

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生贄確保計画

 今回で、ギフへ捧げる生贄集めがだんだん本格化してきました。既に生贄の資格を得ているオルテカ、フリオに加え、次の候補として挙げられたのが灰谷天彦、今回現れた正体不明のカメレオンデッドマン、そして元弁護士の工藤康。
天彦が自分がギフへの生贄としてカウントされていることに動揺しているのに思わず笑ってしまいましたが、それ以上に第6話のゲストだった弁護士の工藤をまさかここで引っ張ってきたかと。正直リバイスにおいて、過去の単発回のゲストを拾ってくることはないだろうなと思っていたのでそこはびっくりでした。
そしてそんな工藤の回収を企てたのが今回初登場したカメレオンデッドマン(フェーズ2)。フェーズ2のデメリットといえば自力で人間態に戻れないことにありますが、カメレオンデッドマンは自身の擬態能力でそれが実質ないも同然なのはなかなか強い。
擬態能力のせいで、若林司令官がカメレオンデッドマンなのか、若林司令官に擬態した何者かがカメレオンデッドマン(本当の若林司令官が死んでるケース含む)なのか、はたまた若林司令官とは関係なく別の誰かがカメレオンデッドマンなのかもわからなくなってくる笑 そこは次回のお楽しみですね。


信頼する勇気

 今回は一輝の精神的成長が見えた回でした。まず1つは弟妹への信頼。以前の一輝であれば、事前にそういう会話をしていたとしても「兄ちゃんがなんとかしてやる」みたいなスタンスで首を突っ込んでいた。しかし今回はスカイベースへ向かう最中にオルテカとフリオに苦戦する大二とさくらに遭遇するも、「兄ちゃん、俺たちそんな弱くないよ」という大二の言葉を信じて彼らにその場を任せるという選択をした。あそこは特に言葉を交わさず、アイコンタクトだけだったのが以心伝心感あって良かったです。

もう1つはバイスへの信頼。第1話では絶体絶命の状況とはいえバイスを直接解放してしまい、母ちゃんが食われそうになるという状況を引き起こしてしまったために、バイスは自分が制御しなければならない危険な存在であるという認識が一輝の中で強くあった。
そして今回バイスに再び「俺っちを出してくれたら、二人を助けられるぜ」と言われるがこれを拒絶。まあ弟妹を信頼するのは、技量の心配はあれど人格的な面ではそこまで難易度の高い話ではないんですよ(五十嵐三兄弟妹の場合)。しかし今の相手は自分に潜む悪魔であるバイス(前科一犯)な訳で。
そうこうしているうちに、スカイベースにギフジュニアの軍勢が押し迫りフェニックスの裏切り者(カメレオンデッドマンの擬態)にリバイスドライバーとバリッドレックスバイスタンプを狙われるという絶体絶命の事態に。そこでバイスに言われた「ちょっとくらい信頼してくれてもいいじゃん」という言葉をきっかけに思い出したのは父ちゃんの「心配するのは簡単。でも信頼するのは、勇気がいるねえ」という言葉。
確かにまたバイスが人を襲ってしまうのではないかという不安はあるけれど、一輝と一緒に戦い、一緒に風呂に入り、一緒に会話し、結果的にバイスはここまで契約に反した行動をしてこなかったいうのは紛れもない事実で、その点において第1話時点のバイスと、今のバイスで決定的に違う。だからこそ一輝も信頼する勇気を出せた。
元々はさくらが仮面ライダーとして戦うことに対するさくらと幸実母ちゃんの口喧嘩に端を発した言葉が、巡り巡って一輝とバイスの信頼関係にも繋がってくるのは上手いし、1クール目の締めとしても一輝とバイスが正式にバディとなる過程を描くのはしっくり来る。
ただ、ぶっちゃけあの状況は変身しようと思えば変身できたので(バリッドレックスバイスタンプの調整はできなくなるのでジョージとはギスギスするだろうけど)、リバイスドライバーが咄嗟に手にできない位置にあるとかもう少し工夫されてるともっと良かったですね。
あとレックスバイスタンプとバリッドレックスバイスタンプの適合率を100%にするために足りなかった最後の要因が科学的理屈ではなく一輝とバイスの間の信頼という精神論的なのは少年マンガっぽいというか、「こまけえこたあいいんだよ!」タイプの話のもっていき方ですよね。公式サイトにも力技だって書いてあったけど。

www.kamen-rider-official.com


理屈で通してほしいという思いがなかったかというと嘘になるけど、こういう主人公の人間的成長に絡めた奇跡的展開は嫌いじゃないです。

 


バリッドレックスゲノム

 一輝とバイスの信頼関係が生まれた結果完成したバリッドレックスバイスタンプ。そしてそれを使って変身したバリッドレックスゲノム。バイスだけ変化ないのはジャッカルゲノムのデザインディスられたのをジョージが相当根に持ってるからというのも理由の1つではあるでしょうが、根本的に今回のバイスタンプの設計思想が「悪魔を必要としないゲノム」というところにあったからバイス用ではなかったというのが一番の理由でしょうね。

バリッドレックスゲノムの特徴としてはまず氷属性の中間フォームというのがなかなか珍しい。近しいのはウィザードのウォータードラゴンだけど、あれは技が氷属性なだけだからノーカンかな。あとあのクソデカリミックス召喚できるのも強いですね。大量のギフジュニア蹴散らすときとかも使えそう。
そしてあの必殺技(フィニフィニフィニッシュ)はキバのダークネスムーンブレイク感あるところと氷の飛び散る描写が格好良くて個人的に好みです。

 

そういえばバイスはバリッドレックスの殻で盾を自作してたけど、あの糊どんだけ接着力強いんだw

 

カゲロウ再登場

 オルテカの触手攻撃を食らって大二が変身解除したことでカゲロウがまた表に。ジャンヌvsエビル&オルテカ&フリオって完全に構図が弱い者いじめだよ。。。わずかながらに後ろのオルテカとフリオに斬りかかる展開期待してたけどそんな甘くはなかった笑 

あそこで一輝たち来なければ割とマジで死にかけてましたよね。ただエビルとタイマンだと五分、クジャク使うと押せてるのでそこはさすがカラテガール
結局ジャンヌがライダーキックすることで表裏入れ替わって大二に戻りましたが、フェーズ2の契約解除したり、大二の人格入れ替えたりライダーキック万能すぎるw

 

今週のヒロミ

 今回で可愛いもの好き属性みたいなものまでついたヒロミ。旅行バッグ振り回してラブコフ守ろうとしてたところ見てより好きになったよ俺は。
冒頭の銭湯シーンでは「田舎に帰って、ガガの顔でも見てくっか」と言ってましたが、ガガって宮城の方言でお母さんのことなんですね。つまりヒロミは宮城県出身ということに。ヒロミ役の小松準弥さんが宮城県出身なので、それとかけた遊びでしょうね。

あと彼もデモンズドライバー没収されましたが、直後にジョージが若林司令官から取り上げたから事なきを得たけど、若林司令官はあれガチでデモンズドライバー奪う気だったんじゃないかと今週ラストを見ると疑ってしまう。


さいごに

 今回はかなり見どころがありましたが、これまでに挙げてない点でいうとリベラドライバーがリバイスドライバーより旧式だから悪魔がそのまま出現するというのは言われてみれば確かにと思いました。あとバイスはラストで変身解除後も実体化してたけど今後は常時実体化している感じなのかな?
次回は若林司令官の潔白が証明されるのかどストレートに裏切り者なのか。もしかすると年内退場枠はヒロミじゃなくて若林司令官かもしれない...?

 

 

仮面ライダーリバイス第12話「弱さは強さ!?無敵のジャンヌ!」感想

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ヒロミの自分語り

 いざこれから戦おうってときに唐突に自分語りを始めるヒロミに思わず笑ってしまいました笑 もうあからさまに死亡フラグ立てに行き過ぎてて逆に死なないんじゃないかと。
昔いじめられっ子で、ヒーローがいつか助けてくれると思っていたけど現実はそう上手くはいかなくて普通は腐ってしまいそうなところを、自分自身が世界を守るヒーローになろうとしてそれを実現するというのはメンタル強い。心の中では何度も泣いてたのかもしれないけど。ヒロミの過去話も見てみたいなあ。

それはそれとして、散々ヤバいと言われてたデモンズドライバーがその片鱗を見せ始めた訳ですが、モグラゲノミクスの状態でバッタバイスタンプを読み込ませた直後にデモンズの体がビリビリして吹っ飛ばされ変身解除したのを見ると、バイスタンプの多重読み込みができないのかもしれません。(一応初登場の第7話~第12話までの間で多重読み込みしている回はない)

公式サイトのデモンズドライバーの説明を見る限り、デモンズドライバーはバイスタンプの能力多重化がウリなはずなんですが、これはヒロミがドライバーの能力に追いついていないのか、そもそもデモンズドライバー自体多重読み込みのシステムが不安定な状態なのか。。。

 

幸せの形

 アギレラが言ってた「この世にはいろんな幸せの形がある」という言葉。人によって物の好き嫌いだって違うんだから、何が自分にとって幸せかはその人によって違うというのも当然っちゃあ当然なんですよね。この言葉は今後さくらが重大な決断を迫られたときのの選択にも影響を与えそう。
また、今回はアギレラがなぜ物心ついた頃からデッドマンズにいたのか、どうして「すごく感謝してる。今がとても幸せ」と言わしめるまでデッドマンズ、ギフに心酔するに至ったのかといった新たな謎も出てきており、この先が気になるところです。
バイスが始まった最初はアギレラの両親がフェニックスの実験台にされるとかで殺されてその復讐のためにデッドマンズとして行動を始めたのかなとか考えていましたが、今回物心ついた頃にはデッドマンズにいたことが発覚したのでその線はなさそう。

 

さくらの決意とジャンヌへの変身

 さくらが前回変身できなかった直接的な原因は恐らく悪魔が生まれていなかったから。だからさくらのメンタルとジャンヌへの変身に直接の因果関係はない。けれどその直接的な原因である悪魔(ラブコフ)を生み出すきっかけとなったのはさくらが自分の弱さを認め向き合ったこと。これにより、変身システムの理屈は捻じ曲げることなく、あたかもさくらが自分の弱さを認め人間的に成長したことで変身できるようになったようにも見える見せ方となっている。これは個人的には結構好きなタイプの見せ方ですね。
まあ欲を言えばラブコフ誕生からさくらが一輝たちのもとへ向かうまでの流れは端折らずに描いてほしかったのが正直なところではあるけど。
変身後のジャンヌも、さくらの得意な空手に合わせてスピーディーな動きで徒手空拳をメインに戦う姿はとても見ていて爽快感があって良き。どことなくアクセルトライアルを思い出す感じ。
そしてラブコフについて、さくらの中の弱い部分として生まれたのがラブコフなので、変身してラブコフが実体化するとそれが弱点になるっぽいけど、悪魔は物理ダメージを感じてるのか割と怪しいので実はあんまり弱点じゃないのではっていう気もする。 可愛いゆるキャラ的な感じなので守ってあげたい感はありますが笑 彼女妙に毒舌なところがあるのはやっぱりコブラだからなんだろうなあ。ぜひ今後もバイスを積極的にクズ呼ばわりしていってほしい笑

 

このさくらの一件を振り返ると、今回の一輝は大二がさくらにキツく当たったことや涼くんの手術手配を裏でしてたことのフォローもして、さくらにも自分の弱さを見つめ直すきっかけを与える手助けをして、とてもお兄ちゃんしてたな~としみじみ思います。

 

さいごに

 ジョージが廃棄したはずのリベラドライバーをさくらに送ったのは誰なのかはまだ謎のままだし、プラナリアデッドマンの灰谷は今回退場せずさくらとの因縁が生まれたので中ボス的な感じになりそうだし、ヒロミは死亡フラグ立ててるしで、五十嵐三兄妹のエピソードは一旦一段落しましたが(カゲロウ次回出るっぽいけど)まだまだ気になるポイントはたくさんありますね。

今後どう話が進んでいくのか楽しみです。

 

 

仮面ライダーリバイス第11話「無敵のさくら、何のための力」感想

前回分はこちら。

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悪事の理由と共同契約

 今回のバイスタンプ使用者の片割れである空手道場師範代の大森聖子は、自分の息子の手術代のために悪事を働くというこれまでの中では比較的同情の余地のある犯行理由でした。だからこそさくらが同情した結果家族とバチバチしてしまったことを思うと何とも言えない部分はありますが。

そんな師範代を唆した主犯は心理カウンセラーの灰谷。共同契約という新しいワードが出てきましたが、劇中の話を聞く限り、
プラナリアの能力でバイスタンプを複製
②複製したバイスタンプを宿主以外の別の人(今回は師範代の大森聖子)に渡す
③複製したバイスタンプの持ち主が上級契約(デッドマンと一体化)
この契約を共同契約と呼んでいるみたいですね。

複製にどんな制約があるかとかにもよりますが、コピー元は前線に出ずにひたすら共同契約繰り返していけばギフ様復活のために必要な人数のギフテクスすぐ揃っちゃいそう。

 

ブラキオバイスタンプの調整

 前回の感想でモヤモヤの1つとして挙げていた、エビルからドロップしたブラキオバイスタンプがプロトだった件について、今回の冒頭でジョージが調整済みのものを大二に渡した際に、「もし私が調整する前にリミックスを発動させていたら...」と言っていたので、プロトのままだとゲノムチェンジはできるけどリミックスはできないみたいな感じなんですかね。最低限触れてくれてはいたけど、公式サイトでも良いのでもう少し補足が欲しいなというのが正直なところ。


牛島家の疑惑

 今回さくらが家出してきたところに光が出くわして牛島家へと泊める形になった訳ですが、これは偶然なのかそれとも...
前回もアギレラと出くわした直後に光が現れたのでストーキングされてる説割とあるんですよね。何のために泊めたのかも気になるし(善意だけとは思えない)、何よりあの生活感のない家が不気味すぎる。あの家が本当の家ではないのか、牛島家がやっていることの足取りを掴まれないようにしているのか。大穴は純粋に綺麗好きでミニマリストってオチだけど、盗聴の前科があるしないだろうなあ。。なんならリベラドライバー送ったのこの人たちの可能性すらある。

 

さくらの葛藤

 前回の感想でも触れましたが、ここ最近のさくらは「強さ」について悩んでいました。過去の回想で、「大きくなったら無敵になりたい」と言っていたことからも、力としての強さを手に入れたいというのがさくらの主たる思いであることが分かります。実際に空手を通じて体を鍛えており、第3話の誘拐犯やギフジュニアとは戦えていました。しかしやはり一般怪人や幹部レベルのデッドマンズには歯が立たない。空手ではどうしようもない、人間と人外の超えられない壁にぶち当たる訳ですね。
そんな中差出人不明のリベラドライバーとコブラバイスタンプを手に入れ、アギレラには「口で言うのは簡単だけど、力のない人間の言葉は、虚しく響くだけ」と煽られ、大二からも(さくらを戦いに巻き込みたくないという意図で言ったであろうとはいえ)「戦う力のないさくらは、家で待ってればいい」と言われてしまったのもあって、ドライバーを使おうと決意するものの変身に失敗してしまう。

そりゃやっぱり兄貴二人が変身して戦ってて、アギレラや大二からは力がない認定されて「空手で鍛えれば強くなれる」という自分の中の芯の部分が揺らいできてしまった中で、出どころ不明とはいえドライバーとバイスタンプ手に入れたら使っちゃうよねえ。超えられない壁を超えられる唯一の手段なんだから。そんでもって変身失敗しちゃうもんだからさくらのプライドズタズタですよね。一輝も自分を庇って負傷しちゃうし。
これを通じてさくらの中での「強さ」の価値観がどう変わるのか、なぜ変身できなくてそれをどう乗り越えていくのかというところを次回で見られることを期待してます。


さいごに

 今回は一輝と大二の生身ダブルライダーキックと同時変身が見られたのはなかなか嬉しいポイントでした。次回はさくらも仮面ライダージャンヌに変身するので近いうちに3人同時変身、デモンズも入れて4人同時変身が見られる日も来そうですね。
あとは上でも書きましたが、現在精神的にも参っているであろう状態のさくらがジャンヌへの変身に至るまでの過程を次回どう描くのかが一番気になるところ。

 

 

仮面ライダーリバイス第10話「兄と弟、信じる心」感想

前回分はこちら。

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アギレラの誘惑

 温泉旅行のときに続き、さくらとアギレラが二度目の邂逅。「私と一緒にギフ様の家族にならない?」と勧誘するアギレラを一度は拒絶するも、悩んでいる答えが見つかるかもと言われ心が揺れるさくら。
前回さくらは「強くなっても、幸せになれるわけじゃないんだよな」と言っていました。ここでいう強さとは恐らく文字通りパワーという意味での強さを示していて、さくらは空手を通じて強くなっている(現にギフジュニア相手には戦えている)ものの、さくらの周りでは母ちゃんが負傷して入院したり、友人はデッドマンズに唆されてバイスタンプを悪用したり、カゲロウが出現して大二の体を乗っ取られたりと事件が次々と起きており、幸せとは言い難い。そして一輝は内に秘める悪魔(バイス)とともに仮面ライダーというより強大な力を手にし、自分のことは二の次にフェニックス傘下の戦士として戦っている。これも傍から見ると幸せと言えるかは怪しい。
今回のラストでも「本当の強さって何?」と呟いていたあたり、さくらが悩んでいるのは五十嵐家が1つになって幸せになるために、このまま空手に打ち込んでいることが自分のとるべき行動として正しいのか迷っている感じですかね。

ようやく大二のカゲロウ騒動が一段落したかと思ったら、次回さくらが足を踏み外しそうな勢いなのでまだしばらくヒヤヒヤしそうです。

 

五十嵐家兄弟対決(後)

 リバイがエビル(カゲロウ)にとどめのレックススタンピングフィニッシュを決めようとしたところで終わった前回。一輝を煽っておいてどうするのかと思ったら変身解除し大二に戻ったふりをして攻撃を止めさせた後、再び変身してボコるというコスい手に。どこまでいっても小物感あるなあカゲロウ。バイスに卑怯者と言わせるだけのことはある。
一方でブラキオデッドマンを片付け、一輝の絶体絶命のところにすぐ駆けつけて即撤退できるヒロミまじ有能。撤退後にバイスが頭の中を覗いたときに小さなヒロミが悔しくて男泣きしてるのもまた可愛いw
そんなギャグ的な使われ方をしていたバイスの他人の頭の中を覗く能力も、大二の頭の中を覗いたことで大二の人格がまだ生きていることを知ることができた。しかしバイスは、一輝がいつも「大二を信じてる」って言ってたから言う必要がないと思いあえて言わなかった。それが結果的に、一輝は口ではずっと「大二を信じている」と言っていたものの自分でも気づかないうちに大二を信じきれていなかったということが露呈することとなる。
一輝はそんな薄っぺらい大二への信頼を自覚することで、過去の大二が迷子になったときの経験から、大二の強さを思い出し大二へ謝罪。それを受けて大二が心の中の壁を殴って、ブラキオバイスタンプを一輝に渡すチャンスを作る。ブラキオゲノムがエビルを倒し、大二が再び人格の主導権を取り戻しライブへ変身という流れ。散々鬱陶しく思っていたはずのバイスに気付かされる形での一輝と大二の関係修復からの大二復活は熱いなと。
ただそれだけに、気になる点が2つ。
1つは、一輝が謝罪するまで大二が体育座りでじっとしていたこと。バイスが「大二のあの目はまだ諦めてなかったぞ」とは言っていたものの、過去に迷子になったときはずっと壁を叩いていたという描写をしていたのだから、大二は諦めていないし強いんだということを表すためにも、一輝の謝罪の前から壁を殴ってカゲロウに抵抗しているんだという描写は見せた方が良かったかなと思う。

もう1つはブラキオバイスタンプについて。大二(カゲロウ)が持っていたブラキオバイスタンプはまだ調整されていないプロトの状態のはず(メタリックでライダーレリーフも入っていない)。それなのに奪って即ブラキオゲノムに変身できてしまったのは正直モヤモヤする。制作側のミスなのか、はたまた意図的に仕掛けられたものなのか。後者だったらごめんなさいなんですけど、納得のいく説明がほしいなあと。

まあそんなこんなで大二がライブに変身する訳ですが、銃使いライダーの近接戦闘はやっぱり熱いですね。戦い方として見ると非合理的なはずなのに格好良く見える不思議。これはヒロミもご満悦ですわ。
あと野暮な話かもしれないけど大二がライブへの変身方法を知っていたのはなんでなんだろう。元々ジョージから説明されてたのかな。

ちなみに公式サイトや木下半太さんのTwitterにもありましたが、カゲロウの人格は消滅した訳ではないようで少し安心しました。せっかくのツーサイドライバーなのにエビルの出番がここで終わってしまうのももったいないですし、大二とカゲロウが人格を奪い合うことで話の幅も広がりますしね。

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さいごに

 結局詐欺師3人組は今回も出たけど捕まってたままで出番終わりだったのがちょっともったいなかったなあ。
ジョージの最終目標もはぐらかされたままだし、また写真から一輝が消えたし、さくらは次回危ない方向に走りそうだし、まだまだ不穏な雰囲気は続きそうですね。

 

 

 

仮面ライダーリバイス第9話「 カゲロウ暴走!五十嵐兄弟…崩壊!?」感想

前回分はこちら。

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戦隊詐欺師集団

 今回詐欺師役として出てきた、最近の戦隊に縁のある3人。彼らはカゲロウにあっさりボコられるのも含めてなんかすげえチンピラ感がよく出てる笑(褒め言葉)
特に西葉瑞希さんのキャスティングは絶対ヨドンナ繋がりだろうなと思ったら案の定でしたね笑

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まあただこの3人、今のところボコられて縛られてるくらいで思ったより出番がなかったのでそこはちょっと残念。基本的にリバイスはゲストをそんなに掘り下げない方向性っぽく感じるので過度に期待はしませんが、次回も少しは出てくるのかな。

 

激怒するさくら

 今回のさくらはすごく気が立ってましたね。大二の中に悪魔がいたという現実を受け止めきれないのもあり、目の前で大二ごとエビルを殲滅するよう命じるやべー博士(ジョージ)がいるのもあり、情緒不安定になるのもわからなくはないんですが、同じ兄弟でも扱いがフラットじゃなく、一輝より大二に肩入れしているように感じるのは私の気のせいなのか、実はそこにも何か理由があるのか。
空手部のシーンでも、「強くなっても、幸せになれるわけじゃないんだよな」と意味深な発言しているので何か抱えてそうな気はするんですけどね。


五十嵐家兄弟対決(前)

 今回のカゲロウの発言から、カゲロウは大二が子どもの頃から存在しており、大二が一輝を憎むたびに成長していたことが判明。カゲロウは自分が生まれたのは一輝のせいだ、お前が大二の未来を奪ったって言ってるけどそれはあまりに責任転嫁が過ぎるのでは...?第1話で大二がビビって変身できなかった時点でほぼ運命は決まっていたようなもんだし、フェニックスとの契約に関しても命令とはいえ一輝には大二が契約するよう言った訳だし。まあそんなカゲロウの言葉に動揺する一輝もだいぶ精神的に追い詰められてたんだろうけど。
そういえばエビルには相性抜群だって言われて受け取ったカマキリバイスタンプ、ブラキオデッドマンに対しては優位に戦えてたけど当のエビル相手には結構押されてましたね。対エビルのときは動揺してて本来の実力を発揮できなかったのかな。
まあエビルがカゲロウだと知らなかったって嘘つくジョージだから、エビルに相性抜群ってのも眉唾ものではあります。


作品随一のヒーロー

 今リバイスで一番ヒーローしてるのはヒロミかもしれません。腹に一物抱えてそうなキャラが多い現時点のリバイスの中で個人的に一番信用できるのはこの人。(次点で母ちゃんかな)

カゲロウやデッドマンズが現れたときも我先にと駆けつけてちゃんと一般人を逃して戦うし、一輝にも協力してエビルを倒そうと持ちかけるし(嫌ですって即答されるけど)、今回出たモグラゲノミクスのデモンズもかっこ良かったし。あとさりげなく五十嵐呼びから一輝呼びに変わっているところもちょっとニヤッとしてしまう笑 唯一の難点は死亡フラグビンビンなところですかね。いや~ヒロミ死んでほしくないなあ...マジでクリスマス・年末辺りは峠ですね。


さいごに

 来週は駅伝の影響で放送休止。この時期の放送休止は毎年のことではあるんですが、前後編の前編が終わったタイミングで休みを挟まれるとなんか余計やきもきしちゃいますね笑 次回予告にライブが映ってたので大二が人格の主導権を取り戻すんでしょうが、カゲロウの存在が次回で消えるのかそれとも一時的に抑え込むだけで大二と主導権を奪い合い続けるのかは気になります。

 

 

 

仮面ライダーリバイス第8話「家族の休息、天国と地獄!?」感想

前回分はこちら。

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変装デッドマンズ

 一輝たちの泊まる旅館の従業員として潜入したデッドマンズ幹部たち。アギレラの仲居姿良かったなあと思いつつ、髪型はいつもの方が好みなのでちょっと複雑笑。無表情で花びらをパラパラ舞わせてるところはなんかシュールでした。
フリオは今回さくらに正体バレてる(というかバラした)はずなので、空手部への潜入はもう終わりなのかな。もっとじっくりやっていくもんだと思っていたので少し残念。

また戦闘シーンでは、オルテカとフリオの2人相手に対しヒロミが変身するデモンズが応戦する形になりましたが、思っていたよりもデモンズが善戦していて嬉しい。これは初登場補正がまだ続いているのか、それともガチで強いのか。ガチで強いんだとしたらやっぱり副作用ありそうだよなあ。。デモンズドライバーの音声からして不穏だし、ヒロミの「我が命を懸けて、世界を守る」が現実になりそうで怖い。年末を無事乗り越えられるか...?

そして今回はアギレラもさくらと戦闘するシーンが。といってもアギレラから攻撃することはなく、さくらの攻撃をいなしてすぐ逃げちゃいましたが。アギレラはカゲロウ(エビル)に攻撃されたときも怪人態に変身しなかったので、現時点でそもそも怪人態を持ってない感じなのかな。さくらもまだ変身するか分かりませんが、いつかこの2人のガチ対決は見たいですね。

 

牛島家の謎

 今回ある意味一番怖かったのは牛島家かもしれません。しあわせ湯の常連客でご近所さん的な存在だと思っていたのに、なぜか五十嵐家と同じ旅行先に来たり、五十嵐家の部屋を盗聴したり、大二(カゲロウ)がエビルに変身したときに驚いた反応をしたり(なんというか、それなりに訳を知った感じの驚き方)、さくらがアギレラにやられたときに満足そうに頷いたり。
あの家族3人ともなのかあのお父さんだけなのかは分かりませんが、デッドマンズと通じている可能性もありえますね。改めて第1話のデッドマンズ襲撃シーンを見返してみると、お父さんだけあんまり驚いてない感じですし。

謎といえば父ちゃん(五十嵐元太)も、母ちゃんの「一輝の自分を大事にしないところが一番パパさんに似てる」発言やジョージの「(五十嵐元太は)なぜ無意味な動画配信を続けているのか」という台詞から、また父ちゃんの過去にあった出来事に対する謎も深まりました。「なんかほっとけなくて、いつの間にか好きになったのよ」という母ちゃんの台詞から、「危険を顧みず誰かを助ける」等良い方向の出来事であることは推測できますが実際は何があったんでしょうね。無意味な動画配信も、その出来事で失った何かを取り戻すためにやっているとかでしょうか。この辺りは考察のしがいがありますね。

 

カゲロウのやり方

 カゲロウに体の主導権をのっとられている大二。意識が完全に消滅している訳ではないけれど大二の意思では表に出てこられない、遊戯王の獏良やマリクみたいな状態になっている感じですかね。
カゲロウはアギレラがマスカットソーダに毒を混入させたことに「幸せの絶頂から地獄に叩き落さなきゃ意味がない」と腹を立てていましたが、和気藹々とお祝いの夕食を食べるあのタイミング、結構幸せの絶頂だったと思うんですけどね笑 どちらかというと「俺がやるから手を出すんじゃねえ」って方が強かった気がします。
それはそれとして、五十嵐家を崩壊させるためには必要ないのにあっさり自分の正体を明かしたり、去り際に「また喧嘩しようぜ、お兄ちゃん」と言ったり、どことなく子どもっぽいところも垣間見えるんですよね。


そして今回初披露のエビル変身シーン。ツーサイドライバーを装着したら服装も変わるのはなんなんだろう笑 変身ポーズは割とシンプルで真似しやすそうですね。
エビルの変身音の「Eeny meeny miny moe」は日本語でいう「どちらにしようかな」の意味ですが、大二とカゲロウの二面性とかけたものなのでしょうか。Evilの反対はLiveなので、大二の人格が表に出たときはライブに、カゲロウのときはエビルにみたいな感じにゆくゆくはなったりするのかな。

あと今回のリバイスvsエビルで、技の相打ち→お互いのバイスタンプが吹っ飛び交換→互いに入れ替わったバイスタンプ使うという流れが個人的に結構好みでした。

 

さいごに

 今回は諸田監督回だったので誰が水落ちするのかなと思ったらまさかの父ちゃんでびっくりしました。いや、でも水も滴る良い男でしたよ。
そして珍しくちゃんと忠告をしてたのに、全然聞いてもらえなかったバイスはちょっと不憫。まあ日頃の行いは大事ですね...笑 一応ジョージには聞いてもらえたしオストデルハンマーという新しい武器ももらえたから結果オーライかなw
次回はマジイエロー、カジキイエロー、柿原さんという戦隊に縁のあるゲストが出るのと、F監督の担当回ということで、いろいろとどうなるか楽しみです。